東京クラリネット教室
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ピアノ伴奏によって左右されるソロ演奏の出来

演奏前に話をするクラリネット奏者と伴奏者

「伴奏」と聞いて、人それぞれイメージはあるかと思いますが、とても大切で、私達クラリネット吹きを含む管楽器奏者には、欠かせない存在です。(1人で演奏する曲もありますが。)

そして、伴奏者がどう弾いてくれるかで、ソロ演奏の吹きやすさや仕上がりは、大きく変わっていきます。

発表会も終わったばかりで、ちょうど良いタイミングですし、今回は「ピアノ伴奏」について、改めて考えてみましょう。

「伴奏」を「しょせん伴奏」と侮っては駄目

私は以前、大手の特約店の教室で教えていたのですが、その時は、「管弦楽器の先生は、同じ曜日の同じ教室で働いているピアノの先生に、発表会に出る生徒の伴奏を頼む」というのが、当たり前のことでした。

もちろん私も、同じ曜日にレッスンをされていた先生にお願いをしたのですが、初めての伴奏合わせでびっくり。

「この曲は簡単だからいいや」と思われたのかどうかはわかりませんが、多分練習されていなかったのだろうなぁという、たどたどしい演奏。

当然、生徒のタイミングやブレスに気を配って下さる余裕もなく、ピアノとの合わせに慣れていない生徒はおろおろですし、気を遣いまくっているのが痛いほど伝わってきて、申し訳なさでいっぱいになりました。

「これなら、私が必死で伴奏の練習をした方が、よっぽど彼女の演奏を引き立てられたのでは」と、後悔と反省をしたのが、今できる範囲でピアノ伴奏に取り組んでいる理由です。

その先生の真意はわかりませんが、「しょせん伴奏でしょ」と思われていた可能性も、ゼロではなかったのではないかと思っています。

しかし、私達クラ吹きにとっては、伴奏者というのはいてもらわないと困りますし、ソロと伴奏は対等であるべきです。

ですので、自分で伴奏者を探す際には、「伴奏を、ソロの付属のように思っていない人」というのが、重要になってきます。

ピアノ伴奏によって左右されるソロ演奏の出来

演奏する講師とピアニスト

先程書いた話は、ピアノ伴奏が良くない方向に出てしまった顕著な例ですが、もちろん良いピアニストと出会えれば、気持ち良く演奏することができます。

私も、高校時代から何名もの方に伴奏をお願いしてきましたが、相性の良い伴奏者だと、なんのストレスもなく自分自身の演奏ができる上、一緒に音楽を作り上げている感覚もありますし、ブレスなども察してくれて、相談をすることがなくても合わせてもらえます。

余計な気を回さなくて済めば、より集中できますし、良い音楽を奏でられますね。

また、「1人だとなんだか吹きにくく感じていたけど、ピアノが入ったら吹きやすい!」ということも、発表会に向けて練習されている生徒さんに、よく言っていただける言葉で、ありがたい話なのですが、その「単に別のパートが増えたから、吹きやすくなった」ということから、「音楽を作り上げてくれる相棒ができた」に、ピアノパートのポジションが上がると、ソロ演奏がパワーアップできます。

「いやいや、私は伴奏者なんで」という、引いたピアニストではなく、一緒に曲を作ってくれる方と、演奏していきたいですね。

淡々と楽譜通り弾けば良い、と考えている伴奏者だと、吹いていてしんどくなってしまいます。

邪魔をせず盛り立ててくれるのが良い伴奏

発表会の会場の壁に掲げられた教室のリス

発表会本番では、「生徒さん達の演奏を邪魔しないように」と常々思っているのですが、ちょいちょい違う鍵盤を押してしまい、びっくりさせてしまっているのではないかと思います。

しかし、曲の出だしの呼吸、途中でのブレス、生徒さんが表現したい音楽の手助けなど、「一緒に音楽をする」感覚を味わっていただきたく、寄り添って演奏をするように心がけていますので、いつか「あ、この人のピアノ、吹きやすいかも」と思っていただけたら嬉しいです。

ピアノ伴奏が超絶難しい曲を生徒さんが吹かれるまでは、共に音楽を作り上げていきたいと思いますので、要望があれば、遠慮なくおっしゃって下さいね。

素敵な音楽を、これからも一緒に演奏していきましょう。



この記事を書いた人

吉祥寺教室
中村 珠美 先生

この記事を書いた人

のべ10,000人以上の生徒を指導。 笑いの絶えない楽しいレッスンで、あなたのクラリネットスキルを次のステージへと導きますよ! ごはん大好き、お酒も大好き、ミスチル大好き。


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