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クラリネットを美しい音で演奏するための準備とは

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座って演奏をする生徒

日中に外に出たくないくらい、暑い日々が続いていますね。

以前も書きましたが、クラリネットのケースは黒い場合が多いので、外を歩く際は直射日光に気をつけましょう。

肩から下げて持ち運ぶのが一番楽ではありますが、この時期は大きめのカバンやリュックサックに入れて運ぶ方が安心ですね。

楽器を運ぶ環境・保管する環境に関しては、常にクラリネットを自分に置き換えて、「こうしたら暑くないかな(自分がこの状態でずっといるのは嫌だな)」「ここに置いておくと快適かも(この部屋で過ごしてたいかも)」というふうに考えられると、楽器にとって良くないことをしてしまう心配がないですよ。

「クラリネットの音の美しさ」が何かを考えよう

さて、クラリネットを吹く以上は、「美しく吹きたい」と思っている方が多いと思いますが、では「クラリネットの美しい音」とはなんでしょうか。

まずきちんと認識すべきは、「美しくっぽく聞こえるように吹く」というのは、正しくない、ということです。

「美しくっぽく聞こえること」を追求すると、まず息を弱くし、温かい息を「ほーっ」と吹き込んでしまう人がほとんどでしょう。

確かにそのように吹くと、角が立たず、きれいっぽい音に聞こえます。

しかし、それでは音の密度が下がりますので、単なる「弱々しい音」になり、実は美しい音とはかけ離れてしまいます。

まず、クラリネットの美しい音は、息をしっかり入れた密度の高い音が絶対条件になることを、意識しましょう。

気にかけてみると、「素敵だな」と思う音色のプレイヤーは、きちんと息を吹き込んでることがわかるはずですので、そこを目指していくようにしたいですね。

クラリネットを美しい音で演奏するための準備とは

座って音の出を確認する生徒

ただ闇雲に「美しく吹きたい」と思っていても、なかなかゴールには辿り着けません。

きっちりと準備をしてから、追求していきましょう。

少なくともこの3点を押さえておくと、目標に近づきやすくなります。

理想の音色を持つ

具体的なイメージを持つことは、納得のいく音色を手に入れるためには不可欠です。

今は、わざわざCDを買ったりしなくても、簡単に音源を聴くことができますので、有名なクラリネット奏者だけでなく、ちょっとでも気になったら、どんどん聴いてみて、自分がどんな音を出したいと思っているのか、しっかり頭の中に描いておきましょう。

自分に合ったセッティングをする

「いい音がするから」と、重めのマウスピースを使っていたり、硬いリードで吹いている方をよく見かけます。

吹きこなせるのであれば、もちろんそれでいいのですが、鳴らしきることができず、先述の「美しいっぽい音」になっていないでしょうか。

「大好きなあのプレイヤーと同じセッティングにしてみた!」というのも、モチベーションアップにつながりますが、大切なのは自分が入れた息が、無駄なくきちんと音になること

自分に合ったマウスピース、リード、リガチャーの組み合わせを見つけましょう。

自分の吹き方を正しく把握する

音域によって吹き方を変えていたり、出だしがきつくなったり、など、均一に吹けていないと、美しい音を出すのは難しくなります。

また、音色を良くしようと口の中を広げたりすることも、アンブシュアが不安定になりますので、他の部分に弊害が出てきてしまいます。

音の良さを考えるあまり、不自然な吹き方をしていないか、常にチェック・修正していきましょう。

厳しくなりすぎないことも大切

クラリネットを持って笑顔で話す生徒

レッスンで、「素敵な音で演奏されているなー」と思い、それをお伝えしても、大抵の方は「いや、自分の音は嫌いなんです」とおっしゃいます。

私自身も、自分の音を好きだと思ったことはありませんが、それは自分の声を録音した時に、「え、私ってこんな声なの?」と思うことと似ていて、外に聞こえている音は違っていることも知っておきましょう。

とはいえ、「やっぱり自分の音は気に入らない!」と思われるかもしれません。

しかし、あまりそう思いすぎると、クラリネット演奏が苦になってしまいますので、少しずつでも「今のいいんじゃない?」と思えることを増やして、理想の美しい音色に近づけていきましょう。

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クラリネット 50
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