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クラリネットの高い音を良い音程で吹くには

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レッスンで座って演奏する生徒

5月と言えば「五月晴れ」のはずが、真夏の暑さだったり、冬のように冷え込んだ日もあって、もはやわけがわかりませんね。

そんなおかしな気候に翻弄されていて、気づいたら新年度が始まってまもなく2ヶ月。
あっという間にコンクールシーズンに突入してしまいそうです。

さて、以前からクラリネットを吹いている方も、新しく部活などで始めた方も、高い音の音色や音程は気になるところだと思います。

音色もさることながら、やはり音程が悪くなってしまうと合奏の際に目立ちますので、正しい高さで吹けるようにしていきましょう。

レジスターキーの練習の目的とは

「ミーーシーー」「ファーードーー」というような、レジスターキーを使った練習をしている方は、多いと思います。

この練習の正しい目的は、わかっているでしょうか。

もちろん、「ミとシが同じ指で、ファとドが同じ指で…」という、指と音の関係性を覚える意味もありますが、一番は下の音と上の音を同じように吹くための練習です。

ですので、上がる瞬間に息を変えたり、口を変えたりしてはいけません。(左手親指の位置もずらしては駄目です)

五線の上に乗っかっている「ソ(下はド)」のあたりからは特に、上の音に上がりきれなかったり(音程がぶら下がる)、ちゃんと鳴らなかったりということが増えてくるのですが、この時に、何か小細工をしてどうにか鳴らそうとしていると、「いつでも安定して、高い音を鳴らす」ことから、徐々に離れていってしまいます。

上の音の方が、下の音を鳴らす時よりも息のスピードが必要なのは事実なので、レジスターキーの練習をする時には、

の2点に特に注意して練習するようにしていきましょう。

この練習で、正しい音程でレジスターキーを使った音を鳴らせなければ、曲の中でもその音域の吹き方を変えなければいけなくなってしまいますし、high B♭から上の音は、ますます良い音程で鳴らせなくなります。

クラリネットの高い音を良い音程で吹くには

練習の仕方のメモを取る生徒

「高い音の音程が低くなってしまう」と悩んでいる方に共通しているのは、「頑張って高い音を鳴らそうとしている」という点です。

世の中の大抵のことは、頑張れば頑張った分良い結果につながるのですが、クラリネットに関しては、頑張って吹くほどに、音が鳴らなくなったり、音程が悪くなったり、音色もきつくなったりと、何もいいことがありません。

なぜそんなことになるのかと言うと、頑張ることによって、体から出てくる息の量が減り、息のスピードが落ちてしまうからです。

先述の通り、高い音を鳴らすには息のスピードが必要ですが、頑張ってしまってぐぐぐっと力が入った体からは、満足に音が鳴るだけの速い息は出てきません。

まずは、「高い音は頑張らないと鳴らない」という思い込みを捨てましょう

金管楽器の人が、頑張ってハイトーンを鳴らしている姿は、特に吹奏楽などではよく見ますが、クラリネットはそういう楽器ではありません。

そして、お手軽に息のスピードを上げるために、口をぎゅっと締めたり、噛んだりするのはやめましょう。

私は「すきま風の理論」と呼んでいるのですが、通り道を細くすれば、確かに息のスピードは通常のくわえ方よりは上がります。

しかしそれでは、息の量自体が足りないので、結局「音は鳴るけど音程がぶら下がる」という事態に陥ります。

また、息のスピードを上げるのに大切なのは、やはりブレスです。

息がたくさん吸えていないのに、勝手に体から速い息が出てくる、なんてことはあり得ません。

しっかり吐いて体の中の使えない息を出して、最大限吸い込み、それを前に向かって飛ばすイメージで思いきり出す(楽器に吹き入れる)ことができれば、高音はびっくりするくらいすーっと鳴ります。

苦手意識を持つことも、消極的な演奏につながってしまいますので、「やったらやった分良くなる」と前向きに、コツコツと練習を重ねていきましょう。

くれぐれも、頑張ってしまわないように気をつけて下さいね。

高い音を鳴らすことのイメージも変えよう

レッスン前にリードの準備をする生徒

一旦掴めてしまえば、クラリネットの高音は難なく、正しい音程で鳴らせるのですが、掴むまでが難しいのが現実です。

しかし、必ず良い音程で鳴らせるようになりますので、「一生懸命なんとか音を出す」ということが目標にならないように、高音に対するイメージも変えていきましょう。

また、チューナーを見すぎるのも良くありません。(小細工につながります)

とにかく楽に、たくさん息を入れて、楽しみながら高い音の練習に取り組んでみて下さいね。

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