気づかなかったことに気づける耳を持とう

2022年10月27日、第63回目のバンドアンサンブルが開催されました。
ずっと「ライブしたい!」と(講師が)言い続けているこちらのアンサンブルですが、良い場所が見つかっていないのもあり、残念ながら年内での開催は難しそうです。
目安として、ライブを区切りにして新曲へ切り替えているので、ずっと同じ曲を演奏することになってしまっていますが、毎月新たな目標を設定したり、新しい発見をしたりしながら、楽しく合わせていきましょう。
今日は、急遽残業になってしまった方がいらしたので、B♭クラリネット2名とベース・ドラム、ピアノの計5名での演奏です。
演奏曲目(順不同)
- Another Day of Sun~From La La Land~
- CATSメドレー
- I Am The Walrus
- Step and Go
- ホールニューワールド
曲順の決定と今日の目標設定の意味
まずは、前回から始めた「曲順を決めてからの演奏」と、その後はここ数回やっている「目標の設定」をしましょう。
曲の演奏順を決める際に、今日出たワードは「最後にこの曲をやりたい」「1曲目は元気な曲がいい」「メロディーをやってる人がお休みの曲はどこにしようか」でした。
このように、骨組みが決まると、全体の様子が見えてくるので、すんなり全ての曲順が決まりますね。
また今回は、一巡目と二巡目で、改めて目標をお聞きしました。
目標を決めるには、自分の状態・他のパートの音や様子に、しっかり意識を向けていなければいけません。
特に今回のように「1回やったあとに、すぐ分析をしてまた新たな目標を立てる」ということは、簡単なように思えて、実は難しい作業です。
これができるかできないかが、自身の上達にも、アンサンブルとしての精度にも大きく関わってきますので、日々の練習でも、訓練しておきましょう。
気づかなかったことに気づける耳を持とう

今回は、お一人お休みということで、どの曲も1パート足りない状態での演奏となりました。
以前にもそういうことはあったので、そこまで影響はないような気がしていたのですが、最近特に皆さん、しっかりと音を鳴らされていて、演奏に厚みが増してきていたので、1パート抜けるとなんだか寂しい響きになりましたね。
その分、各パートがはっきりと聞こえ、いい意味でも悪い意味でも、今まで気づかなかったことが聞こえてくる演奏となりました。
この「気づかなかったことが聞こえる」時に、それをしっかりキャッチして、次に生かしていくことが、アンサンブルしていく上では、とても重要です。
「なんか、いつもと違う音が聞こえてくるなー」とか「今日、私のハモリいない!」に留めてはいけません。
そこで聞こえてきた音、自分がアンサンブルの中でどのように吹いているか、などを、きちんと「今後の立ち回り方」に還元していきましょう。
すっかり慣れた今こそ見返しを

長く演奏している曲ばかりになってきて、皆さんが飽きてしまわないか心配しているところですが、まだまだやれることはありますし、完成度を上げることはできます。
曲が配られた当初は、個人練習の時に一生懸命時間を取っていても、慣れてくると「そういえば最近、あんまり練習してないなぁ」ということも増えてきてしまうはず。
それは仕方ないことですが、「なんとなくできる」を「きっちり吹ける」に変える作業を、少しずつでも行うようにして、毎月成長を感じられるようにしていきましょう。
「今の、めちゃめちゃかっこよかったんじゃない!?」を目指して、いろいろ見直してみて下さいね。