模擬ライブをしてみよう!

2023年7月20日、第72回目のバンドアンサンブルが開催されました。
今日は、どうしてもベーシストのご都合がつかず、ベース抜きのアンサンブルになることが1ヶ月前からわかっていましたので、「そんな中だけど、どうやって楽しもうか」と講師は考え、「そうだ、ライブを想定してみよう!」という結論に至りました。
もちろんベースがいてくれた方が100倍楽しいのですが、クラリネットのアンサンブルに気持ちと耳を傾けるいい機会でもありますので、そこは割り切って進めていきましょう。
ということで、今日はB♭クラリネット4名・ドラム・ピアノの計6名で演奏していきます。
演奏曲目(順不同)
- Another Day of Sun~From La La Land~
- CATSメドレー
- ホールニューワールド
- Step and Go
- I Am The Walrus
バンドアンサンブルのライブ
東京クラリネット教室のアンサンブルクラスのうち、クラリネットアンサンブル4組は、年2回の発表会を目標に練習を進めていますが、バンドアンサンブルはライブがないと発表の場がありません。
過去2回は懇親会と一緒に開催しましたが、ここ3年以上の世界のごたごたで懇親会など企画することもできず、一緒にバンドアンサンブルのライブもお預け状態。
講師はもう何ヶ月も(1年以上?)「ライブやりたい!」と言い続けていますが、良い会場を見つけるに至っておらず、まだ実現できていません。
というわけで、本日は多少の緊張感を生むためにも、模擬ライブ開催!としましょう。
模擬ライブをしてみよう!

いつものスタジオで、いつも通りのセッティングでやりますので、大々的な模擬ライブではありませんが、「本番をやるのであれば、どんな手順ですすめるのか?」という点を、しっかり追いながら進めていきましょう。
セットリスト決め
「ライブをやる」となったら、まずセットリスト(曲目・曲順)を考えなければなりません。
持ち曲がたくさんあるのであれば、その中で選ぶ必要がありますが、こちらのアンサンブルは「その時に練習している曲を、基本的に全曲演奏する」という形で今までライブをしてきましたので、今回も現在演奏中の5曲の曲順を決めていきましょう。
その際は、「どんな曲順で演奏したいか」と同時に「どのような順番で聴いてもらうのが良いか」「自分がお客さんだったら、どう曲が並んでいると楽しめるか」という着眼点でも考えていけると、編成の幅が広がります。
皆さん、わいわいと「これが最初がいいんじゃない?」「この2曲は似てるから、あえて並べるのか、離すのかどうしようか」なんて、それぞれの考えを出し合いながら、無事に演奏曲順が決まりました。
実際のライブでも、そのままの順番で演奏できると良さそうですね。
リハーサル
このクラスでは、元々同じ曲順で2巡演奏するのが恒例となっていますので、今回は1回目はリハーサルと想定して演奏していきましょう。
ライブの前に、本番さながらの通し練習をすることを、ゲネプロ(ゲネラルプローベ)と言いますので、今回のリハーサルはゲネプロですね。
ただ、音出しも兼ねているので、1曲目はちょっと落ち着いたテンポでスタート。
丁寧に、自分の状態・周囲の奏者の状態・それぞれの音量などをきちんと気にかけていきます。
今日も、クラリネットの皆さんは音もしっかり鳴っていて、各パートの聞こえ方もバランスが良いですね。
全部の曲を1回ずつ通したら、休憩をしてから、いざ模擬ライブです。
本番
もちろんこの場にお客さんはいませんが、ここ数年で「配信ライブ」というものが広く浸透しましたので、今日はそんな心持ちで演奏してみましょう。
先程も書いたように、いつものスタジオでの演奏なのですが、不思議なもので「これはライブ」と思ってから臨むと、やはり緊張感が生まれ、ちょっとしたところで間違えたり、なんだか様子が変わりますね。
その緊張がいい方に向かい、普段より良い演奏になったりもするので、不思議なものです。
ここ数年味わえていない、そんなちょっとピリッとした空気の中での演奏することは、やはり演奏力の向上には欠かせませんね。
「緊張したら、こんなところが吹けなかったよ…」「なんかいつもできないとこができたかも!」を、あとで振り返っておいて下さいね。
今年こそライブ&懇親会を!

目の前にお客さんがいるわけでも、演奏が配信されたわけでもありませんでしたが、毎月のアンサンブルと少し違う空気感で、おもしろい時間でしたね。
講師の「ライブやりたい!」という気持ちは熱いものの、いろいろな事情でいまだ実現できていませんが、今年こそはこのバンドアンサンブルのわくわくを、お客さんに披露できるように、動いていきたいと思っています。
そして、この数年の鬱屈をぱーっと晴らす、良い演奏をしたいものです。
もはや3年以上演奏している曲もあり、慣れを越えて惰性になりつつある部分もあるかと思いますが、今日を機会にまた新鮮な気持ちで取り組んでみて下さいね。
ライブができる日に向けて、さらに演奏技術を上げていきましょう!