息をしっかり入れたピアニシモを身につけよう

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真剣にアンサンブルする中級者アンサンブルメンバー

2021年7月10日、今年5回目の中級者アンサンブルが開催されました。

いよいよ明日は発表会です。
残念ながら、急遽ご予定が変わられた方がいらしたので、少し編成を変えて、本番に臨むことになりました。

B♭クラリネット5名と、お手伝いのバスクラリネットの方、講師がB♭管で加わって、人数は変わらず7名で演奏します。

演奏曲は、グリフェス作曲『幻想小曲集より スケルツォ』です。

E♭クラリネットの役割とは

今回演奏するこちらの曲には、本来E♭クラリネットのパートがあります。

たまに耳にする「E♭クラリネット」ですが、どんな役割かご存知ですか?

まずは、「B♭クラリネットに比べ楽器が短い=同じ指でも出る音が高い楽器」ですので、B♭管だとしんどい音域を、楽に出すことができます。

どれくらい音の高さが違うかと言うと、E♭クラリネットで開放の「ソ」を吹くと、B♭管のチューニングで使う「ド」の高さの音が鳴ります。

ですので、E♭クラリネットで高い「レ」を吹けば、B♭管の高い「ソ」と同じ高さの音が鳴ります。

E♭クラリネットを吹いた時にB♭管の何の音が鳴るかの譜例

B♭管で高い「ソ」の音を出すのは嫌な方も多いかと思いますが、E♭クラリネットで同じ音を出そうとすると、「レ」を吹けばいい、ということですので、少し気が楽かもしれませんね。
(とはいえ、E♭クラリネットを安定して吹くのは、なかなか難しいのですが)

また、他にももちろん「E♭クラリネットを使う理由」というものがあります。
それは音色です。

E♭クラリネットは、B♭管に比べて短く、管体もやや細い作りになっていますので、その分B♭管よりもややシャープでくっきりした音色を持っています。

同じ高さの音を吹いたとしても、音色に差があるので、作曲家によってはB♭管でも問題なく吹ける音域を、あえてE♭クラリネットに担当させる、なんてこともあります。

E♭クラリネットを使うのは、高音を担当してほしいだけじゃなく、その音色が必要だからなのですね。

息をしっかり入れたピアニシモを身につけよう

真剣にアンサンブルする中級者アンサンブルメンバー

さて、もういよいよ明日が本番ですので、大きくいじることはせず、今日は最終確認です。

先月・先々月と録音したものを、私も聴いてみましたが、「まとまり」という点では、このメンバーならではの演奏になってきていると思います。

あと一息、いつもお話していることではありますが「強弱」の差をもっとつけていきましょう。

よく「弱い方は落とすのに限界があるので、強い方を出して幅を広げましょう」とお伝えしていますが、この中級者アンサンブルの皆さんは、フォルテ・フォルテシモはかなり出せるようになってきたので、ピアノ・ピアニシモを、今思っているよりも数段落とすと、より良くなるはずです。

特にこの曲の場合は、出だしが弱い音量から始まるので、そこで曲全体のピアノ・ピアニシモが決まると言っても過言ではありません。

おどおどと吹いたり、ゆっくりした息を入れて、ぼんやりした音になるのは良くないので、「しっかりとピアニシモで吹く」ように心がけましょう。

弱い音量の際は、もちろん息の量は減らすのですが、強い音量で吹く時と同じスピードを維持することで、弱くても、クリアで通る音で演奏することができます

アンサンブルでは特に、他のパートに隠れてしまう原因になりますので、弱い音量の時は息の流れ・スピードを意識して吹くようにしましょう。

今できる最高の演奏を!

なぜか休憩中に立って過ごす中級者アンサンブルメンバー

ほんの少しメンバーの変更はありましたが、違和感なく前日練習を終えることができましたね。

あとは、変に焦って練習せず、今日の録音を聴いて、本番に向けて良いイメージを膨らませておいて下さい。

発表会では、「このメンバーでのアンサンブルの楽しさ」を、全員が感じられることを祈っています。
一緒に頑張りましょう!

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