万一迷っても吹き切れる力をつけていこう
本日は、上級者アンサンブルが開催されました。
こちらのクラスは、早いものでもう発表会前最後。
まだちょうど2週間ありますので、今日やったこと・できたことをしっかり振り返って、本番に向けて安定させておくようにして下さいね。
急用でお一方お休みとなりましたので、B♭クラリネット4名・バスクラリネット1名の計5名で合わせていきます。(『間奏曲』の通しのみ講師も参加)
演奏曲は、マスカーニ作曲『「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲』と、M.ルグラン作曲『キャラバンの到着』です。
心の余裕を持って本番に向かおう
上級者アンサンブルの皆さんがすごいなと思うことの一つが、本番が近くなってきても、いつもと変わらず合わせや練習に臨まれている、という点です。
「合わせられるのがあと〇回しかない!」と思うと、ついつい焦ってしまって、フワフワした演奏になってしまったりすることが多いと思いますが、そのような変化を一切感じさせないのです。
だからと言って、決してダラダラしているわけでもありません。
これは当然演奏にも反映されますので、とても大切なことです。
奏者が焦って吹いていると、お客さん達にもその焦りが伝わって、ホール全体が不穏な空気に包まれ、それがまた奏者に戻ってくる、という、恐ろしいループにはまります。
上級者アンサンブルの皆さんは、意図的にされているわけではないと思いますが、本番が近くなってきた時こそ、落ち着いて、心に余裕を持った演奏をしていきたいですね。
万一迷っても吹き切れる力をつけていこう
今回演奏している『キャラバンの到着』は、何度もお話ししているように、それぞれのパートが独立して動いていることがほとんどで、それゆえに一度迷ったり、落ちたり(わからなくなって吹けなくなること)すると、なかなか正しい位置に戻ることが難しい曲です。
今日の通しでもそのような状態がちらほら見受けられましたが、大抵はただ不安になったり、弱気になっているだけで、実際にずれてしまっていることは、ほぼありませんでした。
ということは、気持ちを強く持って吹き切れれば、正しくかっこいい演奏になるのです。
そして、うっかりずれてしまった方がいた場合も、「私は合ってる!」と吹き続けていたパートをきっかけに戻ることができますので、各々が吹き切る気持ちはとても大切です。
もちろん、自信を持って吹いてる方が実はずれていた、ということもなきにしもあらずではあるのですが、曲の流れをキープし続けようとする人の存在は非常に貴重ですので、堂々と吹き切れるように、根拠のある自信がつくような練習をしていきましょう。
あとは本番で全力を発揮するのみ!
まだ吹けない部分がある、と気にされている方もいらっしゃいますが、ここまで来たら自分と周囲を信じて、思いきり演奏するのみです!
こちらのクラスは、発表会では、いつも通りアンサンブルクラスのトリになりますので、びしっと締まりのある演奏を聴かせて下さいね。
本番楽しみにしています!