メロディー以外のパートが厚みのある演奏の鍵
2024年4月18日、第81回目のバンドアンサンブルが開催されました。
第2回と第3回の間が、4年も空いてしまったライブ懇親会ですが、「今後は発表会と同様、半年に一回やっていこう!」ということで、第4回ライブまで今日を入れてあと2回となりました。
こちらのクラスでは、「ずっと同じ曲を、じっくり仕上げていく」というスタイルでやってきたので、あまりの展開の早さにちょっと気持ちがついていけていない感は否めませんが、これからはこのようなペースで進めていくようになりますので、慣れていきましょうね。
今回は、久々に体験参加の方がいらして下さいましたので、B♭クラリネット5名と、ドラム・ベース・ピアノの計8名で、楽しく・かっこよく合わせていきましょう!
演奏曲目(順不同)
- Daydream Believer
- In My Life
- Everything
- リトルマーメイドセレクション
- Step and Go(おまけ)
全曲まんべんなく仕上げよう
前回までのライブは、バンドアンサンブルのための発表の場でしたので、約30分のステージでしたが、今回からは他にも演奏していただく方を募集した関係で、持ち時間が20分になります。
その分、曲数も減ったわけですが、とはいえ本番では4曲演奏しますので、全員が全曲まんべんない仕上がりになるよう、練習を進めていかねばなりません。
以前から参加されている方にとっては、『Everything』のみが新曲で、しかも慣れない♭系だし、転調したら♯4つだし…と、どうしてもこの曲ばかり練習してしまいたくなる気持ちは、とてもよくわかるのですが、久しぶりに吹く曲というのは、詳細を忘れてしまっていたり、案外落とし穴はあるものです。
また、「自分が1stを担当している曲をなんとかせねば…!」と、これまた1曲に集中してしまうことも、よくある話。
少しでも精度を上げ、より良い演奏を目指していくことは、とても大事なのですが、どれかの曲に偏ることなく、全ての曲に関してそのような気構えでいるようにしましょう。
メロディー以外のパートが厚みのある演奏の鍵
先程書いたように、「自分が1st(メロディー)を吹いている曲をまず頑張ろう!」と考えている方も多いと思いますが、それ以外のパートも、メロディーと同じくらい大切です。
メロディー以外に考えられる役割というのは
- メロディーのハモリ
- 対旋律(オブリガート)
- 合いの手(メロディーとの掛け合い)
- 合いの手(リズム・伴奏系)
- ハーモニー
- 刻みなどの伴奏
などです。
これらは、極端に言えばなくても曲は成り立つわけですが(メロディーはあるので。)、しかしあるとないとでは曲の厚みやおもしろさという点で、大きな差が生まれます。
人数(パート)が増えた方が、楽しく聞こえるのは、そういう理由ですね。
そして当然、ただあればいいというわけではなく、適切な音量で、聞こえるべきところできちんと聞こえることが大切です。
メロディーは目立つので、それだけが重要な気がしてしまいますが(もちろん重要なのですが)、実は聴いている人により楽しんでもらうためのポイントが、列挙したパートの方々なのです。
そんなふうに意識しながら、これからの個人練習や合わせに臨むようにしてみて下さいね。
曲も熟成する!?
今日は、少し時間が余ったので、前回ライブで吹いた『Step and Go』を久しぶりに演奏してみましたが、皆さん音も出ていて、あの時はうまくできなかったリズムも、しれっと吹けたりして、「あれ?練習してないのに良くなってる!」と思われたのではないでしょうか。
ドラマーが「熟成ですねぇ」と言っていましたが、本当にその通りで、少し離れてみると、不思議と吹けるようになったり、見えなかったものが見えるようになってきたりします。
『Everything』以外の3曲も、その可能性を秘めていますので、「あの頃できなかったこと」「気づかなかった何か」を熟成によって表現できるようにしていけたら良いですね。
今回体験参加して下さった方も、メンバーに加わって下さることになりましたので、来月からはさらに賑やかに、みんなで音楽を楽しんでいきましょう!