テンポを落とした合わせをしてみよう

2022年8月25日、第61回目のバンドアンサンブルが開催されました。
最近、以前にも増して、時間が経つのが早い気がしますね。
懇親会やライブができる日々も、早く戻ってきてほしいものです。
また皆さんの前で演奏できる日を楽しみにしつつ、今日もB♭クラリネット3名とベース・ドラム、ピアノの計6名で演奏していきましょう。
演奏曲目(順不同)
- Another Day of Sun~From La La Land~
- Step and Go
- I Am The Walrus
- CATSメドレー
- ホールニューワールド
発表会の場がない時のアンサンブル練習の仕方
東京クラリネット教室のアンサンブルクラスは、基本的に年2回の発表会を目標に練習を進めていますが、バンドアンサンブルは懇親会と一緒にライブを行って、練習の成果を発表しています。
しかし、皆さんご存知のように、今はなかなか大人数でわいわいと集まるのが難しい世の中ですので、バンドアンサンブルには残念ながら具体的な目標がない状態です。
目標がないというのは、モチベーションが維持しにくかったり、練習に身が入りにくくなってしまいますので、合わせや練習の都度、その日に達成したいことややりたいことを、しっかり考えてからアンサンブルを始めるようにすると、「ただ合わせるだけ」の状況から、抜け出すことができます。
些細なことでも構わないので、「今日はこれをやろう」と決めてから、取り組むようにしていきましょう。
その方が楽しく演奏できますし、上達や変化も感じることができるので、やる気にもつながります。
テンポを落とした合わせをしてみよう

そんなわけで、今回は「テンポを落として合わせてみる」と決めて、一巡目を進めていくことにしました。
今、練習をしている曲は、比較的アップテンポの曲が多いので、いつもついついノリで吹いてしまっていますが、ゆっくり演奏することにより
- 自分の苦手や、間違えやすいポイントはどこか
- 縦の線(タイミング)が揃っているか
- 他のパートは何を吹いているのか
- 他のパートとの関係性
などが、はっきりと見えるようになります。
実際に、1曲目から全てのクラリネットパートがくっきりはっきりわかり、「あぁ、なるほど。こうやって音が重なってるのか」と、改めて感じることができたと思います。
また、良くも悪くも、速いと紛れてしまうちょっとした間違いなども、ごまかされることなく聞こえてきましたね。
なるべく、音もリズムも入るタイミングも間違いたくはないですし、間違ったことを認識するのはあまりいい気分ではないですが、間違ったのにそれに気づけなければ、ずっと直せないことになり、違和感とともに吹き続けることになりますので、自分で「あー、やっちゃった」と思うことは、とても大切です。
ゆっくり吹いて気づけた良い部分は、さらに磨きをかけ、修正すべきところはしっかり修正して、どんどんかっこいい演奏を目指していきましょう。
どの曲も聞こえ方がすっきり!

一巡目は先述の通りゆっくりしたテンポ、二巡目はインテンポで演奏してみましたが、テンポを落として演奏したことでいろいろ見えたのもあり、速さを戻しても、5曲ともいつもより整理された、すっきりした演奏となりました。
まだまだ「うっかり間違い」はありますが(私もやらかしてます…)、以前よりもしっかりアンサンブルできるようになってきたなと感じますので、この感覚を忘れず、もっともっと良い演奏にしていきましょう。