アンサンブルの精度向上のために大切なこと

2022年6月27日、今年6回目の初級者アンサンブルが行われました。
体験参加して下さった方が、継続してご参加されることが難しい状況が続いていて、メンバーの皆さんはがっかりされていましたが、先月いらして下さった方が、無事に加わって下さることになり、全員大喜び。
さらに、今日もアンサンブルを体験しにお一人いらっしゃって下さいましたので、今日はB♭クラリネット6名で合わせていきます。
今日の演奏曲も、引き続き玉置浩二作曲『夏の終わりのハーモニー』です。
アンサンブルに参加できるのはいつから?
クラリネットを大人になってから始められた生徒さん達から、よく聞かれるのが、「アンサンブルや吹奏楽団などに参加できるのは、いつ頃からになりますか?」ということ。
もちろん、「初心者は入れません」という団体もありますので、その場合はある程度自由にクラリネットを操れるようになってからでないと入団できませんが、私はご本人がやってみたい・入りたいと思った時が、そのタイミングだと思っています。
大人と子供の違いはありますが、吹奏楽部に入る子達は、最初は全くできないところから始めるわけで、でも「吹けるところだけでも吹く!」「徐々に吹けるところを増やしていく」と、頑張っていますよね。
大人の方もそれで良いと思います。
吹けるのであれば、全部吹けるに越したことはないですが、アンサンブルや吹奏楽団に入ったからこそ、得られることや、成長・上達というものもたくさんあります。
「まだ思うように指が動かないし…」なんて、遠慮することはありません。
また、東京クラリネット教室の初級者アンサンブルやバンドアンサンブルは、その方に合った、簡単すぎず難しすぎない楽譜をご用意することもできます。
ぜひ、みんなで合わせるからこその楽しさを味わって、さらにクラリネットを楽しんで下さいね。
アンサンブルの精度向上のために大切なこと

最初は、それぞれのテンポ感が違っていた初級者アンサンブルの皆さんですが、手拍子がなくても通せるようになってきました。
まだずれてしまうこともありますが、要所で戻れるようになったところも、大きな変化ですね。
次の段階として、「きちんとアンサンブルをする」ことを目標にしていきましょう。
これはどういうことかと言うと、「今はまだ、それぞれが同じテンポ感を共有して、同時に吹いているだけ」という風に聞こえていますので、それを「お互いの演奏に気を配ったものにし、一緒に曲を作り上げる」ことへと進んでいけると、アンサンブルとしての精度がぐっと増します。
例えば
- 音の入り方・切り方
- メロディーと伴奏の音量バランス
- たまに一緒に動くリズム
などの点で、自分以外のパートにしっかり気を回し、耳を使ったり、アイコンタクトやちょっとした楽器の動かし方、ブレスのタイミングなどで、他のメンバーの演奏をきちんと掴み取り、合わせられるようになると、「アンサンブルができている」ということになります。
まだまだ、自分のパートに一生懸命になってしまう部分もあると思いますが、「他のパートが聞こえている」から「他のパートを聞くことができている」にステップアップして、曲の仕上がりをどんどん良くしていきましょう。
演奏でもクラスの和やかさを届けよう

今日体験参加された生徒さんも、継続してご参加下さることになりました。
しばらく同じメンバーで演奏していた初級者アンサンブルも、一気に人数が増えましたね。
発表会で「このクラスで演奏したいな」と思ってもらえる演奏を目指して、あと2回のアンサンブルクラス、頑張っていきましょう。
クラスの和やかな雰囲気が伝わる、温かい演奏をしましょうね。