アンサンブルする時のアイコンタクトの本来の形

2022年8月27日、今年8回目の中級者アンサンブルが開催されました。
この中級者アンサンブルも、いよいよ発表会前最後のクラスとなりました。
残念ながら、急遽お一人お休みになってしまいましたが、今日でびしっと仕上げていきましょう。
そんなわけで、今日はE♭クラリネット・B♭クラリネット4名・アルトクラリネット・バスクラリネットの計7名で演奏していきます。(通しの際は講師も参加)
演奏曲は、福田洋介作曲『うるわしき夢』です。
本番前に各自確認しておくこと
今日のクラスが終わると、残すは発表会前々日の自主練習のみになります。
それまでに3週間ほどありますので、それぞれが本番での一番いい演奏のために、やるべきことをしっかりやっておきましょう。
- 過去の録音の聴き直し(少なくとも直近のもの)
- 音やリズムの再確認
- スコアの見直し
- カウントの仕方のイメージ固め
- 曲全体の雰囲気や、どう仕上げるかの確認
など、すっかり曲に慣れてしまうと、ついついなんとなくになってしまうことが、いろいろとありますので、本番前の今だからこそ、細かく振り返っておくといいですね。
アンサンブルする時のアイコンタクトの本来の形

今日は、いつものスタジオが空いておらず、初めてのスタジオを使うことになりました。
普段は、横長なスタジオなのもあり、昨今の状況もありで、なるべく向き合わないようにセッティングをしているので、意外と向かい側の人も視界に入りにくいのですが、今回は部屋の形が正方形に近く、ドラムがあったりするのもあって、U字型に近いセッティングとなりました。
すると、一度通したあとに聞かれたのが「〇〇さんと目が合いますねー!」「私は☆☆さんと目が合いました」という言葉。
「意識せずとも、自然に目が合う」、これが本来のアイコンタクトの形ですね。
どうしても「アイコンタクトをせねば…!」と気にしすぎると、身構えてしまい、演奏に影響が出てしまうこともありますが、アイコンタクトは出だしや切りなど、要所を押さえるためにやることですので、演奏がよれてしまっては本末転倒になってしまいます。
語弊を恐れずに言えば、アイコンタクトは「やれれば精度が上がる」ということであって、やらなくてはいけないことではありません。
まずは演奏のクオリティが第一。
アイコンタクトの際は楽譜から目を上げないといけませんし、その辺りも加味して、自然にできるようにしていきましょう。
ただ、目は見ないにしても、ちょっとした気配やベルの動きなどには、常に気を配っておきたいですね。
自信を持って吹けるようにしよう

最後には2回通し・録音して、本番前最後のクラスは終了しました。
かなりまとまった演奏になってきたと思いますが、録音を聴いて、気になったところを各自が改善し、自主練習の時にさらに完成度を上げていただけると、本番でより良い演奏になりますね。
また、自信を持って吹くことは、音の立ち上がりなどに影響して、揃った演奏になるかの分かれ目になります。
自信の根拠になるだけの練習をしておけると、締まったアンサンブルになりますので、そのあたりも意識して個人練習をしておいて下さい。
発表会当日にお聴きするのを、楽しみにしています。