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自分で削って使えるクラリネットリードを増やそう

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初めて実店舗での販売が始まったリード用砥石のふらっ砥

この年末年始は、「いつもに比べて暖かくて過ごしやすいかも」と思っていたのに、信じられないくらい季節が進みましたね。

10年に一度の大寒波、なんて恐ろしいことを言っていますが、しっかり防寒対策をして乗り切っていきましょう。

さて、つい先日の20日、久しぶりのバスクラリネットの調整で、ザ・クラリネットショップへ行ってきたのですが、なにやら「新商品」の文字が。

もしやこれは、私がちょっと気になっていたアイテムでは?ということで、今回は「リード用砥石」のお話です。

クラリネットリードを削る、ということ

クラリネットをやっていると、「リードを削る」という言葉は、聞いたことがあると思います。

私も、学生時代に挑戦したことがあるのですが、よくわからぬままやったため、削った直後は良くても、すぐに駄目になってしまったり、手間の割にはあまり削るメリットを感じられず、「これは、買ったやつを普通に絞り込みした方がいいわ…」と諦めることになりました。

削る目的をわかっていなかったのが、そもそもの間違いなので、まずはそこを明確にせねばなりませんね。

クラリネットの場合は、オーボエなどと違って「リードを作り上げる」の意味合いはあまり多く含まれておらず(もちろんがっつり作る方もいらっしゃいます)、どちらかと言うと「リードを削って均等にし、整える」といったイメージです。

「整えるも何も、きれいにまっすぐになってるじゃん」と思われるかもしれませんが、私達が受け入れざるを得ない「リードには当たり外れがある」という部分が、実はこの「均等に見えて不均等」に起因しているのです。

また、使っていたリードの「昨日まで良かったのに…!」のあの絶望は、リードの変形によるものですので、その変形を整え、元の状態に近づける作業が(完全に戻すことは難しいですが)、「クラリネットのリードを削る意味」になります。

自分で削って使えるクラリネットリードを増やそう

先述の通り、クラリネットのリードは均等に見えますが、透かしてみるとわかるように、厚く残っているところと、薄く削られている部分があります。

これが、振動の不均一を生み、「このリード吹きにくい」になってしまいます。

また、ケーンリードは素材の特性で、真ん中部分(赤い箇所)が軟らかく、両端(青い箇所)が硬い作りになっています。

1枚のリードの中の硬い部分と軟らかい部分

そのため、使っていて水分を含んでくると、真ん中の軟らかい部分がだんだんと膨らんできます。

ぱっと見た感じは、膨らんでいるようには見えないのですが、マウスピースのテーブル(リガチャーで押さえるあたりの平らな部分)にぴたっとくっつかなくなってきて、そこから息が漏れてしまい、本来リードの振動に使える息が少なくなって、「吹きやすかったのに、急に鳴りが悪くなった」ということが起こってしまうのです。

その膨らみをなくしてくれるのが、今回「実店舗での販売は、ザ・クラリネットショップが初めて!入荷ほやほや!」の「♭ふらっ砥」です。

新商品のリード用砥石・ふらっ砥

今まで、リードを削ると言えば、目の細かい紙やすりが主流でしたが、紙やすり自体がほんのりカーブしてしまっていたりすると、平らに削りたいのに、うまく削れていない、なんてことがありました。

比べてこちらの「♭ふらっ砥」は、なにせ砥石ですので、削る面がまっすぐです。

使い方は簡単。

砥石の上に置いてあるクラリネットリード

こんな感じでリードを置きます。

人差し指・中指・薬指で、リードの三点を軽く押さえたら、

このように、しゃっしゃっしゃっと、2・3往復させるだけです。
(薬指側がリードの先端でも、特に問題ありません)

目が細かいので、削れすぎないようになっているそうですが、とはいえ力を入れてしまうと、思ったより削れてしまうこともあるので、気をつけましょう

指先に意識を集中していると、往復させているうちに、「リードと砥石の密着度が変わったかも?」ということが、わかります。

それが、中心部の膨らみがなくなって、平らになった合図です。

もしわからなくても、やりすぎずにストップして、試しに吹いてみると、先程までと変化があるはず。(なければ、あと1~2往復させてみてもいいかもしれません)

やりすぎると、元には戻せませんので、慎重にやっていく方が安心です。

カサカサ・シャーシャーしていたリードが、急に吹きやすくなる感覚は、なかなか病みつきになりますよ。

いつも使っていて、状態が変わってしまったリードだと「また普通に使えるかもしれないし…」と、削るのが不安な方は、「明らかに鳴りにくくて、どちらにせよこれは捨てる方向だな」というリードから、ぜひ試してみて下さい。

思っている以上に簡単!

リード用砥石・ふらっ砥と持ち運び用の巾着

開発した方ご自身も、クラリネット奏者とのことで、誰でも簡単に、うまくリードを削れるように、こだわって作られた砥石だそうです。

細かい粒度のものと粗めのものの2種類あり、また、よりこだわって表面も削りたい方向けに、スティック状の砥石もあるようなので、「なんでこんなに使えないリードばかりなのよ!」と思っている方には、ぜひ試していただけたらと思います。(お値段も絶妙なところです)

私も散々迷いましたが(数分ですが)、思いきって購入して、「こんなに簡単に変わるのか!」と感動しているところです。

東京クラリネット教室の生徒さんは、レッスンの時にお試しいただくこともできますので、ご興味ある方はご遠慮なくおっしゃって下さいね。

すっかりリードも値上がりしてしまいましたし(ダダリオは、2月1日から相当上がります!!)、使えるリードを1枚でも増やして、金銭的にも精神的にも、余裕を持ってクラリネットを楽しんでいきましょう!

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リード
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基礎 43
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