クラリネットのマウスピースとリガチャーの選び方
マウスピースとリガチャーっていつ交換するの?そもそも交換する物なの?
はい、どちらも消耗品なので交換する必要があります。
ただ、使ってる頻度で変わるので買い替えの時期は 基本何年とはいえません。
「なんだか最近、いいリードが見つからない…」
こんな時は、思いきってマウスピースやリガチャーを替えるタイミングかもしれません。
マウスピースやリガチャーは、自分に合う合わないがありますので、必ず吹いてみて、選定をしてから購入します。
一口に「選定」と言っても、様々なやり方があると思いますが、今回は私が実践している選定方法をご紹介します。
マウスピースの選び方
1.吹いてみたい型番を出してもらう。
楽器店で気になるマウスピースの型番を出してもらいましょう。
今回は2種類のマウスピースを5個づつ出してもらいました。
まずは、それぞれ1本ずつ吹いてみて、どちらの型にするか決めていきましょう。
2.吹きやすいものと吹きにくいものに分ける
マウスピースの型が決まったら、今度はその型を一通り全部吹いてみます。
ざっとで大丈夫ですが、ここで重要なポイントがあります。
「吹きにくい」と思ったものは、必ず脇に避け、二度と吹かない!
「やっぱりもう一度…」と吹いてしまうと、どんどんわからなくなってしまいます。
3.いろいろな吹き方で試奏する
私は最低音ミと、High B♭で、ごくごく小さい音から最大限大きくして、また小さくするロングトーンをします。(クレッシェンドとデクレッシェンド)
出だしが引っかかったり、大きくする過程・小さくする過程で音程が変わってしまうものなどは避けましょう。
また、半音階をスラーで吹いたり、スタッカートで吹いたりして、吹き心地や音色、発音が均一かを確認することも大切です。
同伴者がいる場合は、最後の2本くらいまで絞ったところで、音色を聴いてもらうのもいいと思います。
リガチャーの選び方
リガチャーは、種類も値段も様々なので、何を選んでいいかわからない時は、楽器屋さんに予算や好みを伝えると、複数種出してもらえます。
リガチャーの場合は、マウスピース選び方1の際に2~3種類に絞り(1種類にする必要はありません)マウスピースと同じ手順で進めていきましょう。
両方同時に交換する場合
どちらかを替えるだけでも吹きやすさは変わるかと思いますが、もし同時に選定したい場合は、今使っているリガチャーでまずマウスピースを選び、その後そのマウスピースに合ったリガチャーを選ぶといいと思います。
良いマウスピース・良いリガチャーを選ぶために一番大切なのは、先程も書いた通り「一度避けたものは、絶対に再度吹かない」こと。
最初に吹いた感覚を信じて、自分に合ったものを見つけて下さいね。