ブランクのある経験者の方のレッスンでした。

今日のロングトーンでは、「4拍伸ばして4拍休み」のサイクルで吹いてもらったのですが、やはりまだ音が小さめ(息を吸う量が少なめ)なことと、拍の長さの捉え方が少し気になりました。

ただ、音量に関しては、ご本人も自覚があるようですし、少しずつしっかり鳴るようにはなってきているので、毎回「必ず最大限吸う。その前にまずきちんと息を吐く」ことを意識して練習していただければと思います。

拍に対する考え方

音の長さは、無意識に吹いているためにばらつきがある場合と、拍の認識が本来の長さと違っている場合があります。

無意識で「いつもなんとなく」になってしまっているのであれば、「まず音の最初から最後まで気を抜かずに吹きましょう」という話なのですが、この生徒さんは、一定の長さで吹かれているので、意識をしていないわけではないようです。

その場合は、拍に対する考え方が少し違っていて、「4拍伸ばす」と「4数えて吹く」の境界が曖昧になっている可能性が考えられます。

拍子のカウントと拍の違い

4拍だと少しわかりにくいかもしれないので、1拍で考えてみましょう。

例えば「テンポは60で、ドの音を1拍吹いて下さい」と言われた時に、大抵はメトロノームに合わせて余拍を4拍数え、次の『1』から吹き始めるわけですが、「ドッ」と短く吹かず、大体の人は「ドー」と、少し長めに吹くと思います。(切り方はまちまちかもしれませんが)

それは「『1拍』の長さは、そこそこある」とわかっているからで、『1』の瞬間に音を出し、すぐに切るのは違うと認識しているからです。

しかし、それが『4拍』に変わった途端に、『1・2・3・4』の『4』を数えた時点で、「4拍伸ばした!」と切ってしまう人が結構います。
残念ながらそれは『3拍』か『3拍ちょっと』でしかありません。

DSC_3048

写真の手書き部分、上の数字は拍子のカウント、下の数字は拍です。
『1』から吹き始めて『2』になる瞬間に切って、それが『1拍』です。
『4拍』伸ばすのであれば、次の『1』を数える直前まで伸ばします。
(逆に、次の『1』を越えないようにも注意しましょう)

より良い演奏をするために

合奏などでは特に、フレーズの終わりの長い音符が短くなりがちです。

正確に演奏する為には、普段から拍の長さをしっかり意識して練習することが大切です。
正しく拍を認識して、書かれている拍の長さ、求められている拍の長さをしっかり吹き切ることを、いつも気にかけて演奏しましょう。


次のレッスン日誌 »

関連タグで一気読み
Recommended Tags