今日のレッスンは、一般の吹奏楽団で頑張っている生徒さん。
7月に定演が終わり、次は11月に本番、となかなか忙しくされています。

レッスンの回数を経るほどに、ロングトーンの音が太くしっかりしてきたのですが、ご本人もそこに気づかれているそうで、「この前の吹奏楽の練習で、自分の音が聞こえたんです!今までは、聞こえないのは溶け込んでいるからだと思っていたのですが、違ったんですね…」とのこと。
成果が表れると、やる気に繋がりますし、クラリネットがどんどん楽しくなっていきますね。

ロングトーンが苦しい時の対処法

3オクターブ弱のロングトーンをした時の疲労度が半端ないとのこと。
目の前で吹いてもらうと、まるでダッシュしたあとのように、ゼーゼーと息をされています。

この生徒さん、少しの息をとても上手に使って、大きくまっすぐ、短くなったりせずに一定の長さで吹くことができます。
ではなぜ息使いが上手なのに、息切れしてしまうのでしょう?

原因1:息を吸っている量

息のコントロールがうますぎて、たくさん吸わずにクラリネットを吹くのが当たり前になってしまっているのです。
これは素晴らしい技術だと思いますが、最大限息を吸えれば、余分なコントロールは必要なくなります。
体に空気をたくさん取り入れられるので、息切れもなく、もっと楽に吹くことができますよ。

原因2:楽器を吹く時の座り方と構え方

椅子のどの位置に座るか、楽器をどの角度で構えるかの違いだけで、体への負担は大きく変わります。

小学校~高校の、吹奏楽部クラリネットパート指導に行くことがあります。 初めて行く学校や久しぶりに行く学校もあるので、現在どの程度のレベルか、そして生徒達が抱えている問題は何か、ということをまずは把握する必要があります。 まず生徒たちにやってもらう事はパート全員でロングトーン 。 大きな音をまっすぐ伸ばすことができているかを確認します。 次に一番下のミから、2オクターブ上のドの音まで半音階で吹いてもらいます。 ここで正確に音を出せるかどうか、全ての音の指がわかっているかを確認しま…

また、よく言われる「お腹で支える」は、お腹に力を入れて吹くということではなく、たっぷり息を吸って、その吸った息でお腹が満たされ、硬い状態になることです。
空気がパンパンに入ったビーチボールやバスケットボールを想像していただくと、わかりやすいかもしれません。
あの硬さは、当然ボール自身の力によるものではないですよね。

吹奏楽器に絶対に必要な息と、より自然な状態で楽器を持つことをもう一度見直して、余分な力を使わない演奏を目指しましょう。


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