今日は、もう長く通ってくれてる子のレッスンでした。

ロングトーン中に気になったのが、譜面台の高さ。
いつも本人に高さを合わせてもらってから、レッスンを始めるのですが、いつもより心なしか高いような…

全部の音が終わったあとに聞いてみると、「確かにちょっと高いかも…」とのこと。

では、譜面台の「ちょうど良い高さ」というのは、どの高さなのでしょうか。

顔の目の前にある楽譜は高すぎです!

部活に教えに行くと、「譜面台が高いから、もうちょっと下げて」と声をかけることが、とても多くあります。

教える時は、こちらも座っているので、目線はほぼ同じ高さ。
そのように声をかける時は、大抵顔が全く見えない状態です。

こちらから見えないということは、生徒側からも私の顔が見えないということ。

今から、一緒に音楽を作ろうという時に、間に壁を作ってしまうのは良くないことです。

それに、顔の高さまで上げてしまうと、自分と楽譜だけの世界になってしまい、周囲にも気を配るのが難しくなってしまいます。

特にアンサンブルでは、アイコンタクトが重要なのに、目の前に譜面台があったら、それは不可能です。

顔の目の前に楽譜があると見やすい、という気持ちもわかります。
ただ、適正な高さの目安として「前を向いた時に、譜面台に視界を遮られない」のがいいでしょう。

楽譜と指揮を同時に見るために

また、吹奏楽では、「楽譜を見ながら指揮も見る」ことが必要です。

指揮をじっと見ながら、楽譜も読むというのはさすがに無理なので、大切な時は指揮をしっかり見て、通常は楽譜を見ている視界の外で指揮を見るようにします。

この時に、譜面台が高すぎると「視界の外で指揮を見る」ことができません。

正面から見ると

これくらいの高さが、楽譜も指揮も上手に見られる高さだと思います。

指揮の変わりにメトロノームを置いてみましたが、

メトロノームに集中しなくても、自然に視界に入ってくる、と生徒も言っていました。

ちなみに

これだとやや高く、

こちらが適正です。

わかりにくいかもしれませんが、吹奏楽でクラリネットは前の方にいますので、ほんの数センチでも見やすさが変わります。

なお、下げすぎてしまうと、楽譜も指揮も見にくくなってしまいますので、そちらも注意して下さいね。

顔の角度に気をつけよう

譜面台を下げた時に、顔も一緒に下げてしまっては、楽器を吹く姿勢が崩れてしまいます。

顔と楽譜を平行にするのではなく、顔はまっすぐ、目だけを下げて読むようにしましょう。

そうすることで、良い吹き方と、指揮やメトロノームも自然に見られる、譜面台の適正な高さを、両立することができます。

慣れたものを変えるのは大変ですが、吹きやすくなるためだと思って、毎回意識してみて下さいね。


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