先週はレッスンがなく、お仕事は少し早いお盆休みで、「オリンピックばかり観てました」という、大人の生徒さんのレッスンでした。

リードの管理は怠らずに

まずはロングトーンをしてもらったのですが、息が続かない・まっすぐ吹けない、という状況で、とても吹きにくそう…
「このリードは、吹きやすいんだろうか…いや、そんなはずないよなぁ」と思いながらも、遮るのもはばかられたので、最後の音まで聴いてから「そのリードって吹きやすいですか…?」と聞いてみたところ、ややかぶせ気味に「いやぁ、つけるリード間違えました!」とのこと。
前々から何度もお話してるので、よくご存知なんですが「そういう時は、途中で止めて、リード換えちゃって下さいね」と改めてお伝えしたら、「なんとなくタイミングを逃しちゃって」とおっしゃっていました。

吹きにくいリードで無理をして吹くと、余分な力がどうしても入ってしまって、良くありません。
変な吹き方の癖はすぐについてしまい、なかなかとれないので、楽に息が入り、且つ音が良いリードをつけることを常に心がけましょう。

さて、その後は曲です。
前回のレッスンの中で、途中になっていた譜読みを少し進めたので、その部分を重点的に練習してきたそうです。

そこは再現部(曲の冒頭部分のメロディーが再度出てくる箇所)にあたり、10数小節は曲の始めと同じことを吹きます。
しかしその後、曲の終わりに向けて盛り上がり、それにつれて音域も広がっていきます。
八分音符が続くフレーズの中に、ロングトーンではやっているものの、曲には出てきたことがない高音が出てくるのですが、その指がどうしてもパッと押さえられません。

それは頭で「この音はこういう指で…」と考えているから。
プラスして、右手小指を使う音で、この曲ではあまり使わない指なので、油断して持ち場から遠く離れた場所にいるため。

音を意識してしっかり反復練習

この2点を意識できる速さで、ゆっくりゆっくり均等に「レーードーーシーーラーーソーー……」と、吹いてもらうことを、何回も繰り返しました。

苦手な場所で止まらないことも大事ですが、もう一つ大切なのが、簡単な部分で速くならないこと。
意外とこちらの方が難しいのです。

全ての音が同じ長さで吹けるようになったら、少し速くします。
さらに慣れてきたら、音を1つずつ並べていたものを、拍で捉えるようにします。(この曲の場合は、4分の2拍子)
ある程度の速さになったらメトロノームをかけ、できたらテンポアップ、を続けていけば、気づいた時には曲本来のテンポで吹けるようになっている、というわけです。

ここまで来れば、次の指を考えることも、小指が大きく離れた場所にいることもありません。
指が動きを覚えたからです。
一見遠回りに見えますが、テンポを落とさずパラパラと練習するよりも、何十倍も効果的で、意味のある練習です。

指が自然に動くようになるまで、メトロノームとお友達になって、仲良く練習しましょう。


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