本日の体験レッスンは、経験者の方でした。

中学生の頃に、クラリネットの音を初めて耳にし、「一目惚れ?一耳惚れ?でした!!」というくらい、柔らかで美しい音色に魅せられ、惹かれたそうです。

その後、インターネットでなんという楽器なのか一生懸命調べ、高校の部活で念願叶ってクラリネットを始めたものの、諸事情で部活を辞めることになってしまったとのこと。
それ以来ずっと「やっぱりクラリネットが吹きたい」という気持ちがあり、今回長いブランクを経て、思い切って再開することにしてみた、とおっしゃっていました。

スキルチェック

まずは現在の状態を見たいので、一番わかりやすいロングトーンをしてもらいました。

音は悪くないですが、音が細いのが気になります。
長いブランクのためか、体にも少し力が入っているので、吹き終わるとゼーゼー。

実際に、私が違いをお見せしながら、息の吸い方や楽器の構え方、体の使い方をお話したところ、さすが経験者、勘も良いようで、すぐに改善の兆しが見えました。

その後、レッスンを進めてわかったのは、とても意識の高い方だということ。

「高い音がきつく、汚くならないようにしなければいけない」
「いい音程で吹かなければならない」など、

一見プラスのようでマイナスな制限を自分に課しているのです。

部活で染み込むクラリネットの吹き方

その結果、
「きついのが目立たないように小さな音」
「音程のずれが目立たないように小さな音」
という、とても部活らしい吹き方が身についてしまっていて、細い音で吹くのが当たり前になってしまっている様子。

こちらの日誌に、部活動について少し詳しく書いてありますので参考にしてみてください。

今日は、吹奏楽部所属の中学2年生の女の子が、お母様と弟さんと一緒に、体験レッスンに来てくれました。 明日本番があるとのことでしたが、曲は見なくていいと言われたので、基礎のみ聴かせてもらいました。 お母様と弟さんも、レッスン室にいらしたのですが、楽器を出してもらい「じゃあ吹いてみてね」と言ったら、お二人の方を振り返って嫌そうに「聴くの~?」と。 お母様の話だと「恥ずかしがって、私達の前では吹いてくれないんです」とのこと。 「私がちゃんと教えられる人間かも見ていただかないといけないか…

悪い癖を取り除いていくこと

気持ちはわからなくはないのですが、何か問題や課題が現れた時、それを避けてしまっては先に進めません。
たとえば、上記のように「きつい音にならないように小さな音で吹く」ことであったり、「出だしがピーピーならないように息を弱く入れる」ことであったり、その場では望んだ結果になりますが、根本解決にはならないので、ずっと避け続けなくてはならなくなります。

しかし、本来やるべきは、「そうなるには必ず理由があるので、それを探り、良くない吹き方をなくすこと」です。
せっかく、高い理想と意識をお持ちなので、しっかり吹いた上での「美しく柔らかい音」や「正確な音程」を目指していただけたらなと思います。

あまりゆっくりはお聞かせできませんでしたが、私の音を気に入っていただけたようで、レッスン受講も早速ご決断いただきました。
今後、マウスピースやリガチャー、楽器の購入も考えていらっしゃるそうで、とてもうきうきとされている姿に、私も嬉しく、また、更なるやる気をいただきました。

大好きなクラリネット、自由自在に操れる日に向かって、着実に進んでいきましょうね。


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