アマチュアの吹奏楽団に所属されている生徒さんのレッスンでした。

1つ本番が終わると、すぐに次の本番に向けて練習している、なかなかお忙しそうな団体です。

今日は、3月にあるコンサートの曲で出てくる、いわゆる「きざみ」の吹き方についてレッスンしました。

「きざみ」は修業?

同じような音、同じようなリズムパターンが延々と並んでいる楽譜を見ると、「これは一体なんの修業なんだ…」と、思わず遠い目をしてしまうのは、私だけではないはず。

実際、今日の生徒さんも同じことをおっしゃっていました。

「メロディを頭の中で流しながら吹いて!」「ちゃんとメロディを支えて!」「メロディが吹きやすいように音楽的に!」なんて言われても、どうしてもただの音の羅列になってしまいやすいこの「きざみ」、少し意識を変えて吹くだけで、出てくる音はもちろん、楽しさも変わります。

具体的には、どうすればいいのでしょうか。

まず一番に気をつけること

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例えば、練習番号『34』からのリズム、何も考えずに吹けば「タタ・タッ・タタ・ッタ」と、1拍ずつ拍を取ると思います。

拍をしっかり取って、テンポが揺れないように、八分音符が均等になるように、と気をつければ気をつけるほど、機械的になっていきますね。

テンポを守り、均等に吹くことはとても大事なので、もちろん気にしつつ、ここで意識を変えてみましょう。

ポイントは「大きな2拍子」

どう変えるかと言うと、1拍ずつ押さえて拍を取るのではなく、「タタタッ・タタッタ」というように、大きな2拍子で取るのです。

すると「タタタッ」「タタッタ」で、それぞれまとまりが出ませんか?
まとまりが出ることによって、推進力(前に進む力)が生まれ、音楽が流れ始めるはずです。

これはなぜでしょう?

1拍ずつ拍を取っていると「『タ』タ・『タ』ッ・『タ』タ・『ッ』タ」と、その場で足踏みをしているように拍を押さえてしまうのに比べ、「『タ』タタッ・『タ』タッタ」と意識しながら吹くと、最初の『タ』の勢いで、あとの拍が自然に吹けるからです。

「きざみ」も楽しい!

たったこれだけの違いで、一生懸命数えながら音を並べているよりも、先程書いた推進力や躍動感が出るので、音楽的になり、吹いていても楽しく、また、メロディを想像することも容易くなります。

それにより、合わせやすくもなりますので、いいことづくめです。

「きざみなんてつまらなーい」なんて思わず、ぜひ試してみて下さいね。


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