初心者の方のレッスンでした。

今はまず、指を覚えることに重きを置いているので、前回までにやった指をおさらい。
いつもより順調に、最低音まで出すことができましたが、たまにすっと音が出ないことがあります。

あれ?音が出ない!

楽器を始めたばかりの時は、「音が出ない!?」ということが、多々あると思います。

クラリネットの音が出ない原因は2つ。

  • 息が入っていない
  • 指がずれている

どちらも、「頑張って吹こうとしている」ことが、裏目に出ているのが原因です。

息が入っていない

息が入らない理由としては、口に力が入ってしまい、マウスピースとリードの間が極端に狭まっていることや、実は「入らない」のではなく「息が出ていない」ことが考えられます。

人は「頑張ろう!」と思うと、体に力が入ります。
その結果、口にも力が入って、息を入れる隙間を狭めてしまいます。
これが「息が入らない」と思う理由です。

そしてもう一点の「息が出ていない」は、人間の脳の特性だそうです。
頑張ると息は止まり、しかし脳は息を出していると錯覚するのだとか。

重い荷物を持つ時などが、いい例ですね。
「んっ」と気合いを入れて持ち上げた時、実際に息は止まっていますが、脳は息を吐いていると思っているそうです。

これと同じで、「音を出すぞー!んっ!」という状態になってしまっているわけです。

指がずれている

指に関しては、これも力が入っているせいです。

手を開いたまま力を入れるのと、握りこぶしを作るのでは、どちらが力が入りやすいですか?
ほとんどの方は、後者だと思います。

トーンホール(指穴)をふさごうと指を置いた時に、使う指が増えれば増えるほど、力は入りやすくなります。
その際、握りしめた方が効率良く力が入るので、無意識に指と指が近くなり、トーンホールから指がずれてしまうのです。

ずれる指の直し方

中でもずれやすいのが、上から、左手の中指・薬指・右手の人差し指・薬指です。

特に薬指は、人の指の中でも弱い指な上、左手は唯一のリングなしのトーンホール、また、右手は一番遠くて一番大きなトーンホール、と、ずれやすい要素が揃っています。

慣れるまではできるだけ大きな鏡を用意し、その前で吹くようにしましょう。

些細なずれでも音は出ないので、鏡を使ってずれを確認するのは難しいかもしれません。
「ずれていないかどうか」を目視するというよりは、「体に力が入っていないかを確認するため」に、鏡を使って下さい。

鳴らない時には一息ついて

「音が出ない!」となると、誰でも焦ってしまいます。
しかし、どうにか鳴らそうとすればするほど、力は入り、ますます鳴らず、余計に焦ってしまう…という悪循環に陥ってしまいます。

急に鳴らなくなってしまった時は、一度楽器を置いて深呼吸したり、腕をプラプラっとさせたりして、リラックスしてから、もう一度吹いてみましょう。
きっと、驚くほどすっと音が鳴るはずですよ。


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