今日は、まず大人の生徒さんのレッスンがありました。

教本を使ったレッスンをしている方なのですが、今やっているのは五線真ん中のシ♭を中心とした練習曲。
この音は、クラリネットの中で一番と言ってもいいくらい、鳴りにくい音です。

それと併せて、指の形が非常に大事な音。

シ♭は左手親指と左手人差し指を使ってキィを押さえますが、親指はすぐ下のトーンホール(指穴)を一緒に押さえることがあります。
人差し指は、一緒に押さえることはないものの、下のトーンホール、横の細長いキィも担当します。
ということは、どちらの指も「他のトーンホールやキィを押さえることを想定した位置」で構える必要があるのです。

例えば、シ♭からすぐ下のミを吹くことがあったとします。
シ♭の時に、親指も人差し指も指の腹で押さえていたら、ミに移る時にジャンプさせなくてはいけません。
ジャンプするということは、確実に別の音が間に入ってしまいます。
それでは、求められているシ♭→ミが吹けない、ということになります。

ミの指を押さえた時に、シ♭で使うキィに触れると思いますので、触れた位置で押さえるようにすれば、この問題は解決します。
曲の中ではなかなか意識しにくいので、ロングトーンの時に気をつけて、その時々で使う指の位置が変わってしまわないように、とお話しました。

次は3歳の男の子のレッスンです。
いつもなら、部屋に入るなり自分でピアノを開け、カバーを外して準備万端、なのですが、今日はお昼寝が足りていなかったようで、甘えん坊モード全開で「えへへへ~」と笑いながら、まずはお母様のお膝へ…

それでも「レッスンを始めるので、ちゃんとご挨拶しましょう」と言ったら、写真のようにピシッと立って、笑顔で「よろしくおねがいしますっ!」と深々とご挨拶できました。
これも、レッスンを始めたばかりの頃はできなかったこと。

音楽以外の面でも、成長が見られるのは嬉しいものですね。

レッスンは、いつも通り「ドさんにごあいさつ」から始めましたが、なにせおねむなので、見つける方法は覚えていても、なかなか見つかりません。
何回か違う音を弾いたあとに、無事にドを弾くことができたのですが、弾けた瞬間に「あっ!」ととても嬉しそうな顔。
ドの音を認識できてきた、ということで、私も嬉しいです。

その後は歌を5曲歌いましたが、1曲終わるごとにお母様の方へ行って、そのたびに「うろうろしないで、ちゃんと立って歌って!」とお母様に怒られ「えーん」。

本人も眠気をコントロールできないわけで、かわいそうではありましたが、泣き止むのを待って、レッスン再開。

そんな状況でも、今まで混ざってしまっていたチューリップとちょうちょの歌詞を、正しく歌うことができました。
いつもと同じように、私の膝の上に座って、一本指でメロディーを弾きながらもしもしかめよを歌って、今日の歌はおしまい。

最後はもちろん「ドさんにさようなら」。
またまた時間がかかってしまいましたが、やはりドを正しく弾けた時は、はっとして嬉しそうにこちらを見るので、確実に音感はついてきたようです。
子供の吸収力はすごいですね。

今日は、泣いたり笑ったり、忙しいレッスンになりました。

帰り際、お母様に「今日は眠くて泣いてしまって大変でしたが、決まったカリキュラムではなく、子供の状態に合わせてレッスンしてくれるのは、個人レッスンの強みですね」と言っていただけました。

一人一人に合わせて、楽しく、でもきちんと確実に成長を感じていただけるレッスンをご提供できるように、これからも頑張っていきます。


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