中学校の吹奏楽部でクラリネットを始めたけれど、高校では別の部活に入り、外で入っていた楽団も数年で辞めてしまい、それ以来クラリネットを吹いていない…
という方が、体験レッスンに来て下さいました。

演奏再開のきっかけ

楽器もあるし、ずっとやりたい気持ちは持っていたけれど、なかなかきっかけがなかったとのこと。

しかし、数日前、中学校の吹奏楽部仲間と再会した際、サックスを吹いていたお友達が楽器を続け、プロになっていたのを知り、意を決して楽器をオーバーホールに出して、クラリネットをまた吹き始めることにしたそうです。

まずは始めてみよう!

今回、クラリネットを吹くことはおろか、触るの自体が久しぶり。
「組み立て方はわかるかな…」
「指も覚えてないし、楽譜も読めないかも…」

クラリネットの組み立ては、上管と下管を連結させる時さえ気をつけていれば、順番や決まり事などはありません。
ただ、ベル→下管→上管→たる→マウスピースと、下から組み立てていくと、楽器も安定しやすく、やりやすいかと思います。

さすが、経験者だけあって、組み立てもスムーズ、リードもさっとつけられて、準備完了。

身体はしっかり覚えている

こういった重要なポイントはどんなに長いブランクがあっても体に染み込んでいるものです。

始まる前に「音が出ないかも…」ともおっしゃっていましたが、自転車の乗り方と同じようなもので、一度習得してしまえば、ブランクがあっても、全くできなくなるようなことはありません。

ということで「ソ」の音もすんなり出て、ご本人も「あー!懐かしい!」と笑顔。

息の量が少なくなるのはブランクのある人の特徴です。
慣れればすぐに現役の頃へと戻れます、だって身体はちゃんと覚えていますから。

なにより、吹く時の口の形がとてもきれいなので、とても良い音色で吹けています。

合奏で蘇る楽しい記憶

私が持っていた教本に、「ソ」だけの二重奏、私がメロディを吹いて、生徒さんが「ソ」のロングトーンで伴奏をする曲、「ド」「レ」「ミ」を使った追いかけっこのようになっている曲が載っていたので、無事に音も出たことだし、初見で合わせてみることに。

そこは経験者の貫禄。
バシッと合い、私も楽しい時間を過ごしました。

懐かしさと楽しさで、レッスンの間ずっとニコニコされていていました。

きっと学生時代の吹奏楽のことや、クラリネットを演奏する楽しさが、音と共に蘇ってきたはずです。

この楽しさから、遠ざかり続けた長い期間を想像すると、もっと早く帰ってきてくれればよかったのに、といつも思います。

クラリネットは楽しいよ!

大人になると、本当はやりたいことなのに「やらない理由」を見つけては動かないことが増えてしまいますよね。

  • 時間がないから
  • 疲れているから
  • 儲からないから

週末の1時間、リハーサルスタジオで思い切り楽器を吹いてみてください。
「やらない理由」よりも「やる理由」が見つかるかもしれませんよ。

今日の体験レッスンがきっかけで、ブランクを乗り越え、またクラリネットを再開してくれるといいなぁと思います。


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