一般の吹奏楽団に所属されている生徒さんのレッスンでした。

来週には、合同の演奏会があるそうで、今は曲の練習中。

今日は「どうしてもフォルテピアノがうまく吹けないんです…」とのことで、以前私が吹奏楽団の指揮者から教わった練習の仕方を、お伝えしました。

とりあえず強く、そしてすぐに弱く?

フォルテピアノ(この場合はスフォルツァンドピアノ)が出てきた時、どのように演奏していますか?

なんとなく「バンッ!」と大きな音で出て(時には乱暴に…)、瞬時に小さくして…なんて吹き方していませんか?

ついついピアノに気を取られてしまいがちなフォルテピアノですが、フォルテをきちんと、美しく鳴らしてこそ、この強弱は効果があります。

では、練習方法です。

それぞれの音量をきちんと鳴らしてみよう

少しゆっくりめ(四分音符69~76くらい)に、メトロノームをかけます。

まずは、フォルテでその音を伸ばしてみましょう。
4拍くらいで大丈夫です。

「ただ強い音」ではなく、なるべく、響きのある豊かな音で吹くことを意識して下さい。

良い音で吹けたら、次はピアノです。
フォルテと同じ息のスピードで吹くことを、一番に気をつけましょう。

同じ音色で、ただ音量が小さいだけ、ということが大事です。

どちらも上手にできたら、次は一息でフォルテとピアノを吹いてみましょう。

吹き方を変えずに音量を下げる練習をしよう

同じく4拍で吹きます。

最初の2拍はフォルテで、3拍目に入るのと同時に息の量だけを絞り、ピアノに下げます。
先程、それぞれの音量で吹いた時と同じように、「絶対に息のスピードや口を変えない」ということを徹底して下さい。

以前も書きましたが、テレビやオーディオの音量を下げた時に、出ている音自体の質が変わることはないですよね。
そのイメージです。

うまく吹けたら、次は、1拍フォルテで鳴らし、2拍目でピアノに落とします。

これも同じようにできれば、次は半拍(八分音符)分フォルテで吹き、ピアノに落とす、というパターンでやってみましょう。

実際の曲の速さにもよりますが、曲中のフォルテピアノでも、この八分音符の長さくらいはフォルテを鳴らすようにすると、充分な響きもあり、ピアノとの落差がはっきりつくので、より効果的です。

「それっぽく」から抜け出そう

意外と、雰囲気で吹いてしまいがちなフォルテピアノ。

上記のような練習で、きちんとフォルテを響かせ、長さを保つことや、ピアノでも音色が変化しないように気を配ることで、格段に良い演奏へと変わります。

なんとなくの演奏から脱せるように、細やかな練習をしてみて下さいね。


次のレッスン日誌 »

関連タグで一気読み
Recommended Tags