お友達にクラリネットを吹かせてもらったら、すっかり魅了されてしまい、「とりあえず楽器を買って、自己流で頑張っていました!」という、初心者さんのレッスンでした。

インターネットで運指を調べながら、こつこつ練習していたそうで、吹き始めてまだ数回目とは思えないほど、広い音域を吹くことができていました。

ただ、やはりクラリネットは「まず音を出すのが難しい」楽器。
音が細かったので、太くていい音が出せるように、今日は基本的なことをレッスンしました。

楽器を吹く姿勢を定めよう

クラリネットを始めたばかりの人は、座って吹いた方がいいでしょう。
立つと、重心の定め方が難しいからです。

座る時は、椅子の前半分に腰掛けるようにして下さい。
そうすると、足がしっかり床につき、重心を下に下げることができます。
また、座っているので、おしりで体を支えることもでき、安定します。

背中はまっすぐに。
「いい姿勢で」と言われると、ついつい背中を反らしてしまいますが、そうすると息の吸い方が浅くなってしまいます。

一度、反るくらい体を上に引っ張り、ふっと力を抜いて背中がまっすぐな状態にすると、楽器を吹くのに適した姿勢・力加減になりますよ。

クラリネットを構えてみよう

体の大きさや手の長さなどによっても違うので、一概には言えませんが、楽器の角度は「ベルが膝のあたりに来ているか」を目安にするといいでしょう。

もう一つのポイントは、「ひじが体の脇にあるか」。
何も持たない状態で、両腕をだら~んと脱力してみると、ひじが体から少し離れた位置(脇が少し開いた状態)で、体の脇に来ると思います。

そのひじの位置を維持したまま楽器を構えると、上腕に力が入らずにクラリネットを持つことができます。
また、それに気をつけていると「ベルが膝のあたりに来る」はずです。

正しいくわえ方をしよう

上の歯はマウスピースに直接当てますが、下の歯には唇を引っかけます。

この時に、唇をクッションのようにしてしまうと、リードに当たっている部分が多くなり、実際に振動できるリードの幅が極端に少なくなってしまいます。

「深めにくわえているから大丈夫」と思わず、なるべくリードに接する唇の面が少なくなるように気をつけて、振動できるリードが口の中にどれくらいあるかを意識しましょう。
7mm~1cmくらいあれば、しっかり鳴ります。

息をたくさん吸ってたくさん入れよう

クラリネットは吹奏楽器。
入れた息の量とスピードが、音量に反映します。

力を入れて息を絞り出してしまうと、スピードが落ちてしまうので、楽に息を出すことを心がけて下さい。

吸えるだけ吸えば、あとは勝手に出ていきます。
パンパンに膨らませた風船を「ぽいっ」と投げると、勝手に「しゅーっ」と空気が出ていきますよね。
そのイメージです。

たくさん吸い込んで、自分が風船になったつもりで、息を出してみましょう。

最初が肝心

クラリネットを始めたばかりの時に、変な癖がついてしまうと、直すのがとても大変です。

ついつい「とにかく音を出したい!」という気持ちが先行してしまいますが、一つ一つに注意を払って、良い吹き方を身につけていきましょう。


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